こんにちは。全国的にどんよりとした雨の日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?☔️
今日は、私が「誰かのために貢献できるような生き方をしよう」と思えるようになった、エピソードをご紹介したいと思います。この物語は、息子との関わりを通じて芽生えた利他心、そしてADHDを抱える父親として、医者としての成長を描いています。育児に奮闘する同じ立場の方々にも共感していただければ幸いです。😊
息子との出会い:血の繋がりを超えた愛情 💖
私の息子は、私と直接の血の繋がりはありません。この言い方はあまり好きではありませんが、彼は妻の連れ子であり、遺伝的な親子関係ではないのです。しかし、彼は私にとって何よりも大切な「息子」です。心からそう思えるようになった、2年前のある夏の日のエピソードがあります。
2022年夏休み:将来の夢を語る息子🌟
忘れもしません。あれは2022年の夏休みシーズンのことです。当時、妻と私はまだ正式な夫婦ではなく、彼女が時々私の自宅に泊まりに来てくれていました。その際、息子も一緒に来てくれることがありました。
私は、息子が可愛くて可愛くて仕方がなく、彼が来てくれる日を毎回楽しみにしていました。彼の無邪気な笑顔や、好奇心旺盛な姿に癒されていたのです。😊
ある日、私たちは息子に「将来の夢」を聞いてみることにしました。特に何かになってほしいという期待があったわけではなく、ただ純粋に彼の考えを知りたかったのです。
息子の答えに衝撃を受ける私😲
「◯◯君は将来、何になりたいの?」と問いかけると、息子は「お医者さん!」と即答しました。私は意外に思いました。確かにその時、私は医師を目指して国家試験浪人をしていましたが、そのことを息子に話したことはありませんでした。妻に聞いても、彼にその話をしたことはないとのことでした。
小さな男の子にとって、医師はスポーツ選手などと同じように「将来の夢」の上位に来ることが多いので、その時は深く考えませんでした。しかし、その後、妻が「じゃあ、なんでお医者さんになりたいの?」と尋ねました。息子は少し考えてから、こう答えたのです。
「病気で困っている人を助けたいから」—息子の純粋な利他心💕
「病気で困っている人を助けたいから」
その言葉を聞いた瞬間、私は衝撃を受け、耳を疑いました。7歳の男の子にとって、何かになりたい動機は「かっこいいから」とか「お金持ちになれるから」といったものが多いはずです。それが、「病気で困っている人を助けたい」という利他心に満ちた理由だったのです。
過去の自分を振り返る:利他心の欠如に気づく🤔
息子の言葉を聞いてから、私は自分の過去を深く振り返りました。かつて医学生だった頃の私は、「人を助けるために医者になる」という動機を持っていただろうか?正直に言えば、答えは「いいえ」でした。
お恥ずかしい話ですが、私が医学部に入った一番の理由は、テクノロジーに対する知的好奇心でした。次に、富や名声、安定といった要素が続きました。医師にとって最も大切な「病気で苦しんでいる人を救う」という利他心が、完全に欠如していたのです。
それを考えると、私が医学生の頃に周囲から嫌われ、煙たがられたのも無理はありません。自分の利益や知的好奇心だけを追い求め、他者のことを考えていなかったのですから。😔
ADHDと向き合い、利他心を芽生えさせる🌱
私はADHDを抱えており、それが原因で物事に集中できなかったり、周囲とのコミュニケーションがうまくいかなかったりしました。しかし、息子の言葉をきっかけに、「これからは少しは他者のことも考えて生きよう。利他心を大切にしよう」と考えを改めることができました。
不思議なことに、それからというもの、私を陰ながら助けてくれる人が少しずつ増え始めました。本当にありがたいことです。🙏私自身も、実社会での行いを改めるようになったことも一因かもしれません。
家族の支えと医師国家試験合格への道🏆
そして、家族の助けもあり、私は2024年2月に実施された第118回医師国家試験に合格することができました。🎉
息子の純粋な利他心が、私の心を変え、医師としての良心を目覚めさせてくれたのです。彼の言葉がなければ、私は今も自分本位な考え方を続けていたかもしれません。
疲れた時に思い出す息子の言葉💬
今でも私は、疲れて心が荒んでしまいそうになったとき、この時のことを思い返すようにしています。人は、疲れるとつい無意識に自分本位になってしまいがちです。そんな時は、可愛い息子の純粋なあの言葉を思い出すのです。
「病気で困っている人を助けたいから、お医者さんになりたい」
この言葉が、私の心の支えであり、医師としての原点を思い出させてくれます。👨⚕️💖
父親として、医師としてのこれから🌈
これからも、息子が教えてくれた利他心を忘れずに、父親として、医師として成長していきたいと思います。育児に奮闘しながらも、患者さん一人ひとりに寄り添い、助けとなれる存在を目指します。
同じように育児に励む皆さん、そして自分自身の課題と向き合っている方々、一緒に頑張りましょう!💪✨
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも家族とのエピソードや、医師としての歩みを綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。🙇♂️
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